カナダと日本の職場では職種の事を全く考えないとしてもかなりの違いがあります。

 

日本の場合、一般企業に就職すれば、新卒で入ってすぐに営業部に配属されたとしても、定年までに様々な種類の仕事を身につける必要があります。その度に必要なスキルを身につけなければいけない場合が多く、広く浅い知識で働かなければいけません。その中でも、優秀な人間が経営へと携わっていくのですが、カナダの場合は全く違います。

 

勤務をスタートした部署から移動するすることはほとんどありません。概算的にカナダの企業では社員の9割が専門的なスキルを持ったスペシャリストで後の1割が将来の経営者候補です。

 

カナダの職場で重要視されるのが専門的な知識、技術と経験です。会社の中で同じことをする人間はほとんどおらず、一人一人が独立した仕事をしている場合が多いです。これは2人分給料を払うのならば、1人に2人分給料を払い、優秀な人材を雇う方が良いという考え方に基づきます。

 

専門スキルを身につけた人材が多いため、職場内での立場が上司と部下の立場であったとしても、仕事の内容により給料は部下の方が高い事も少なくありません。効率性を求めるので、自分よりもより良い仕事ができる同僚がいたらその仕事は自分でやらずに同僚に回しますし、部下が可能な仕事はすべて部下にやらせます。

 

スキルが無ければ雇われ続けることができないため、勉強熱心で会社からの教育費の負担などの制度もあります。日本人がカナダで良い職を得るためには多くの浅い知識よりも一つの技術が必要です。